AXE FX III OUTに関して(4系統使い切る)
AXE FX IIIのみの話でFM3は分からないのですがFX IIIにはOUTが4系統あります
これってAXE IIIの性能が「すごい!」というあらわれだと思ってます
CPUやDSPが強力でないと4系統OUTがあっても音をしっかりと出せないもんね
4系統OUTがあるという事はAXE FX III 1台でギターとベースの計2名のサウンドを制御する事ができるというですね(Ampブロックが2つなので)
また、ウチみたいに同期のオケとドラムに送るクリック、ギターはパワーアンプと自分のモニター用で分けて4つを出力する事が出来ます!(厳密にはステレオなので8つですけど)
両方ともニッチな使い方ですがこの記事から何かのヒントに繋がればと思ってます
ただ、アマチュアの記事なので責任は持てないし理論的にわかってるわけでは無いのであくまでも成功体験記事程度でおさめてくださいね
ギターとベースで計2名のサウンドを制御する方法
レイアウトグリッドで説明するのがわかりやすいと思うのでこちらで進めますね
AXE FX IIIの考え方としては各プリセット上でサウンドもINとOUTも設定を個別にしなくてはいけません
IN / OUTの1〜4ですがプリセット毎自由に設定できるのでこの様になります
なので強制割り当てではありません(オーディオインターフェースみたいにOUT 3は5番と6番ねとかな感じで)
かなり自由度が高くできるので設定も発生してしまいます
仮に下記の様に考えたとします
IN1ーOUT1をギター(パワーアンプorアンプのリターン)
IN2ーOUT2をベースもしくはギター(アンプ)
この場合、レイアウトグリッドでは下記の用に設定します
※DIや卓に持って行くならcabi入れてね
分かりやすく超簡単なチェーンにしました
もしこれがPAやDIに出力するなら各々にcabiを足せばOKですね
あとはギター/ベースのケーブルは各々の対象するINとOUTにさせば音は出ます
これだけですね
AXE FX2でも似た事が出来たのですがIIIの方が柔軟性あります
まあ、この位はおそらく他のメーカーの機種も出来ると思いますが一応OUTの使い方の紹介ですね
もし将来的にAmpブロックが4つま同時に設定可能なら4人同時制御が可能となるわけです
すごいね
そこまでは僕は今の所不要かな
まあ、CPUとDSPが強力なので完全に独立した2系統の出力が出来るんでしょうね
因みにデュアルアンプの使用は出来なくなります
同期のオケとクリックも同時に出したい場合
ここからが僕の本来期待してた使い方を紹介します
ただ、僕も触りながら試行錯誤してる最中なので完全に理解してる分けではないので前にも記述しましたこんな事も出来るんだ位で留めておいてくださいね
僕がFX IIIに期待してたのが内臓のオーディオインターフェースとOUT4系統をフルに使い機材を減らしたいなと思ってました(別途オーディオインターフェースの簡略化)
下記の様な設定になります
IN1ーOUT1をギター(パワーアンプorアンプのリターン)
IN2ーOUT2を1と同じくのギター(PAもしくはイヤモニシステム)
IN3ーOUT3をドラムへクリックのみ送る(別途PC DAWを同時使用します)
IN4ーOUT4をPAにオケを送る※クリックは送らない(別途PC DAWを同時使用します)
IN1と2の設定は上記と同じですね
IN3-OUT3、OUT4-OUT4ですが設定が上記と異なります
3と4はPCから送るので「デジタル」であって「アナログ」ではないのでこの設定をしなくてはいけません
設定自体は簡単ですがここに行き着くまで時間かかりましたw
まずレイアウトグリッドは下記の様に設定します
前の考えに少しだけ変化が加わります
まずレイアウトグリッドではINに関して3までは同じですが4はIN4ではなく「input USB」を選びます
ここでIN3は何で「input USB」を選ばなくて良いの?と疑問があるかと思いますがわかりませんw
しかもinput USBは一つしかありません
何でなんすかね?
話を戻しまずはこの設定でOKです
ただ、このままでは3のクリックの音が出ません
※4のオケはこの時点で出ます
この後、3用にSET UPの中にあるinputの設定をしなくていけません
本体からのアクセスの仕方ですが
SET UP
↓
I/O
↓
AUDIO(上部にあるタブ)
↓
input configurationにあるinput 3 source(今回INの3が対象なので)
ブレブレですみません
こちらの「ANALOG」を「DIGITAL」に変更したらクリックが出る様になります
マニュアルを読んでたら多分この事かなー?と思いいじったら出ました
なので理屈は全くわからないですw
まあ、PCから入る音はデジタルだからなんでしょうねw
とりあえずこの設定で音は出るのですが1点追加で注意があります
1つしかプリセットを組むのであれば問題ないのですがライブの時って数種プリセット作りますよね
その際、全部のプリセットに上記の4つのIN-OUTをレイウトグリッドで設定しなくてはいけません
設定しないと他のプリセットに切り替えた際、 オケとクリックの信号が行かなくなります
ちなみに数種のプリセットを設定した後、1種(曲)の同期を流しながらプリセットをバシバシ切り替えたんですが流してる同期の影響は多少ありましたが「この位ならまあいいや」と僕は思うレベルでした
プロ仕様の場合は知らないけどインディーズレベルのライブなら全然問題ないと判断しました
第一、同じ曲中でシーンは変更するけどプリセットは変更しないしね
ライブ中、曲間の時にプリセットを切り替え忘れて慌てて切り替えた時、オケとクリックも結構な音切れするのかな?と言う感じのチェックでしたが思った以上に切れないので別に問題ないやって感じ
後日リハやライブやるので何かありました際は後述しますね
OUTのレベル調整する際に迷わない様にしましたが折角のパネルが台無しに…
今回はこんな感じですのでかなりニッチな話でしたね
ニッチなだけにこの使い方ってどこにも情報が出てなかったので購入前に代理店や楽器店に確認とったりしてました
設定の仕方も勿論情報がないので苦労しましたが誰かの役に立てればと思ってます
他の機材が同じ事が出来るかは分かりませんが今度出るFM9も出来る様です
ただ、モノラルになるらしいのでステレオで出したいならフラッグシップのFX IIIの一択
になりますね
変化球的な使い方するならフラッグシップを買う方が無難かも知れませんね
FX IIの時もそうだったけど、触れば触るほどFX IIIすげー!!ってなる
今回はここまでー
1コメント
2022.08.01 07:59