【MESA BOOGIE】パワーアンプ修理&プチ改造
今回もニッチな記事になってしまいます
メサブギのパワーアンプSIMUL 2:90の件になりますが、そもそもこの機材を持ってる人が僕以外に見た事ないですし、楽器屋さんで販売してるのも見た事ないです
メーカー(キョーリツコーポレーションさん)にメール上ですが出来るだけ細かく症状を伝えたところ、見せないとちゃんとした事は伝えられないと書いてましたが大体のマイナートラブルを教えて頂きました
自分で一個一個トラブルチェックしたかったのですがライブが近かったため、すぐにいつもお願いしてる都内にありますアンプ修理屋さんにコンタクトを取り持って行きました
メーカーでも全然問題ないのですが修理期間が永くコミュニケーションも取れないのでアンプは専門の修理屋さん、ギターならリペアショップと出来るだけ専門店に出す事が多いです
都内在住ですとこの辺が色々とありますので便利ですね
コンピューター関係とか、どうしても修理に難しい場合はメーカーに出す感じですかね
今回は先の「音量が大小する症状」の修理と、ついでにボイシングモードをトグルスイッチ化のプチ改造をお願いしました
まず、音量が大小する症状ですが工房に置いて間、症状が出なかった様なのですがインプットジャックをいじると症状が出たとの事で古い機材ですしインプットジャック周りを交換しました
あと怪しげなな箇所もついでにですね
ラックに組み込んでるので、どうしてもシールドは常に刺さりっぱなしなのでジャックが緩んだり劣化したんでしょうかね
あと、可能性としてですが本来この機材は115Vで使用する物ですが日本では100Vと弱い電流で無理くり使用するので本国と同じ本来の115Vで使用する事に決めました
という事は昇圧トランスで電流をあげる事になります
昇圧トランスはサウンドハウスで購入するとして(僕はモノで使用するので小さめのトランスを購入する予定です)、電流も大きくなるので一応115Vでも安心して使える様にバイアス再調整もお願いしました
甘い音というと少し聞こえは良いのですが膜が貼った少し輪郭がボケた感じですかね
なので115Vの方が元気があって良い感じです
アメリカはいつもこんな音が出るのかと思うと本当に羨ましいものです
また、プチ改造のボイシングモードのトグルスイッチ化ですがこれやって良かった!
こちらのモードの切り替えってメサのプリアンプのtryaxisを使うかアンラッチスイッチで切り替えるかの二通りあるんすけど僕は今までアンラッチスイッチで切り替えてました
ただ、3つのモードがあるのですが何故か同時に3つのモードを立ち上げる事が出来ず一個だけ選ぶしかなかったです(ディープ、モダン、ハーフドライブ)
モダンとディープを両方ONにするとかなり極悪な歪みが出ます!
左下3つの所ですね 従来フォンでしたがトグル化しました!
今回も色々と勉強したのですがお恥ずかしながらパワーアンプにプリ管が入ってるの知らなかったですwww
理由聞いたんですがほぼ忘れました…
プリ管が三本も入ってる! 右下はトランスかな?
mesaのプリ管!(OEMですけどね) しかも12AX7 なんで歪む方の7なんだろか?
僕はモノで使用してるのでパワー管(6L6)は4本 ステレオだと8本! ランニングコストが怖い!
こいつがめちゃくちゃ良い音出してました!
僕は本来マーシャルの音が苦手なんす
この改造マーシャルなんですが何を改造してるかというと、電流の多さやパワー管の種類をつまみで変えられる様にしてるんです
例えばお店に来たお客さん達にEL34や6L6管の音の違いを伝えたりする様に改造してるらしいです
この時はマーシャルに6L6管が乗ってました!
リアルアンプでそんな事が試せるなんて初めてなので本当に感動しましたし、何よりも僕が知ってるマーシャルではなく全く別物でした!
115Vで6L6管をブンまわして、マーシャルをかき鳴らすなんて本当に良い経験が出来ました
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