ライブの際、短時間でEQを調整したい時に【AXE FX2 XL+】


先日、初めて浦和ナルシスでライブやってきました

もともと神奈川の人間なので埼玉にライブハウスに縁がなかったのですがひょんな事から出演が決まりやってきました

すごく良い箱でしたよ

老舗なのでステージ幅は今時の箱より狭いですが奥行きがあるのでツインギターのバンドでも皆さん素晴らしいステージをこなしてました

楽屋も超広いっす 快適でしたし共演者ともコミュニケーションがすごく取れやすいです

音も良かったので総合的すごく良い箱かなと思ってます!


さて、本題なんですが僕の記事内でちょこちょこと書いてきてるとは思いますがフォーカスして書いてなかった事がありましたので今回記事にしてみました


僕はFRACTAL AUDIOのAXE FX2 XL+というマルチエフェクターを使用してます

(※AXE以外の機材を使用してる方には何の意味のない記事です!)

んで、ライブで30分のステージの場合、5〜6曲演奏するのですが僕は全曲プログラムのパラメーターが違います

今回はアンシミュの部分の話だけになります(僕はパラメーターが全曲分違うんです)

大体似てる感じではあるのですが6弦のリフが多い曲だったりバンド全体的に音数が多かったりする曲もあるので曲毎に少しづつ変えてるんです

メインとは別にソロだったりクリーンだったり飛び道具の音だったり色々な音色があるわけです

1曲平均4つの音色があるとした場合、6曲で24パターンになるわけです

僕は毎週1回この数の音色を全て見直す(手直し)のですが大体8時間位かかっちゃうんですよね

これを数年間続けてます

まあ、好きだから耐えられますが終わる頃には耳はバカになるしヘロヘロになりますwww

でも楽しいんだよね 色々な発見があるので


さて、時間がある場合は気にいるまでトライ&エラーを繰り返す事が出来るから良いけどライブの際は出来ませんよね

リハは15分〜20分位の間でバンドの音を決めなくてはいけません

自分の音決めは5分以内でないとメンバーに迷惑かかります

少なくともドラムよりも早く終わらせないと!と思っちゃいますよね


AXEはマルチエフェクターなんで家で十分に時間かけて音を作るのですが、箱に置いてあるマーシャルとかのリターンに入れて音を出すと「あれ? 何か違うぞ??」となるわけです

アンプやキャビの個々の具合で音変わりますからね

僕はこの変が昔から気にするタイプの人間なのでパワーアンプもキャビも全部自前です

要はフルセット持ち込みな訳です

フルセット持ち込みでも箱によって音って変わるんです

電気の話はまた沼になるからここは割愛しますが箱の形やサイズによってフルセット持ち込んでも変わるもんは変わるんす

メンバーに聞いても「知らん」と言われるだろうけど本人はやたら気になります!

まあ、AXE使ってる時点で皆さん意識が高いと思うので必ず気づくはずです

※人(お客さん)が入ると音が吸われて音が変わるという話も今回無視します


まあ、ディレイやリバーブの感じが変わるのは100歩譲ってもメインの歪みのEQだけでも直したい!!という事ありますよね

迫力ある様に作ったら箱では音がコモってるとか…

通る音作ったつもりが思ったよりスカスカになってるとか…

そんな時にリハ中に全曲のEQ手直しなんて絶対ムリ!


そんな時にですよ 応急措置として僕はいつも「GLOBAL EQ」で手直しをしてます

多分、AXE持ってる人はやってる方多いと思いますが購入したばかりの方とかは覚えた方がいいっすよ

コレなんぞや?と端的に言いますとGLOBALという言うだけあって全部のプリッセット全部に強制的にかかるセッティングなんです

なもんでリハの時に「スカスカだ!」とか「低音出しすぎた!」とかここで全曲一気にかかります

ただ、注意点としては全部にかかるのでかけたくないプリセットまでかかるのでライブ終わったらGLOBAL EQはフラットに戻して最初から音作りをするべきかと思います


これ、めちゃくちゃ便利で、MC中とかにもイケますので覚えた方が良いですよ!

HELIXとか他の機材は比較的簡単に修正出来るらしいのですがAXEは結構面倒なのでこのGLOBAL EQは現場で助かります

1曲1曲細かい調整は普段の努力が基本で現場で「少しでも追い込みしたい!」という感じの場合に使用するというお話ですね

購入して最初の頃はこの辺がよくわかってなかったのでライブ毎に1発勝負で泣いてましたが今はササッと応急処置が出来ますのでストレスなく演奏に集中出来ます!


僕は使用しませんがこいつのすごい所がちゃんとOUT2つ分のGLOBAL EQの設定が変えられるという事です

僕みたいにキャビからマイクで音を拾ってる方は1つで問題ないと思いますがモニター用でキャビから、お客さん用にPAへ出してる方はOUTが2つ必要ですよね

こちらちゃんとOUT1と2で設定が分けれる様になってるのでキャビはこの設定だけどPAにはこの設定にしたい!という事にも対応してます

上部のタブでOUT1とOUT2で分けられる様になってます!


リアルアンプのリターンから出す場合はここの「パワーアンプモデリング」をOFFに!


ただ、現実的にあの短時間で2つの設定を作るのは厳しいのでハウリがひどいから取り敢えずハイを落としたいっ!とか超緊急用とかでないと時間的に難しいかもね


まあ何にしても日々の音作りが基礎になるのは間違えないんだけど一生懸命作ったのになんでこんな音なのー!!とか少しでも回避出来る僕にとっては超便利なEQです

やっぱりライブでは少しでも良い音をお客さんにお届けしたいからね!






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